━『恋するガリア』

 

■ギャルソンヌ(男の子みたいな娘)!「恋するガリア (1965) 」<15R>■
スキャットはスウィグル・シンガーズ!

 

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『恋するガリア (1965) 』(B&W作品)

製作:アンリ・ボーム 監督・脚本:ジョルジュ・ロートネル 脚本:ヴァエ・カッチャ 撮影:モーリス・フェルー 美術:ミシェル・マーニュ 



出演:ミレイユ・ダルク/フランソワ・プレボー/ペナンティノ・ベナンティーニ/ジャック・リベロル



 
いつも男っぽいパンタロン・スーツや、セーターにスラックスといういでたちで、しなやかな肢体をラフな服装に包みいきいきと動きまわり、ソバカスだらけで美人とは言えないんだけど、キュートでコケティッシュなガリアをミレイユ・ダルクがセクシーに好演。(15R)脚本家ベア・カッチャがミレーユ・ダルクのために書き下ろしたオリジナルで、ミレイユ・ダルクは彼女の個性そのままのパリの現代娘を見事に演じた快作!




パリでは<ガリアンヌ>という言葉が生まれた。



 
パリで気ままな独り暮らしをする装飾デザイナーのガリアは、ある日セーヌ川に身投げした1人の中年女性を助ける。自殺の原因である彼女の夫に興味を持ったガリアは、グレッグを懲らしめてやろうと、グレッグの尾行を開始。しかし、その行動を追いかけるうちに、ガリアはグレッグに惹かれるようになってしまい…。



60年代フランスを代表する人気女優ミレイユ・ダルクの60年代のモダンなタッチのファッションが魅力的なお洒落な作品。私には音楽として使われたクリスチャンヌ・ルグランのバッハの旋律のスキャットが一生忘れ得ぬものとなりました。(B&W作品)




主演女優のミレイユ・ダルクが、アッサリ脱いでくれ当時子供だった私にはかなりエロチックな映画でした。主演女優が脱ぐというフランス映画の伝統?はフランスの素晴らしい文化ですね。この映画では、本国フランスでも勢い良く脱ぎすぎて映倫カットになり、それに抗議したミレイユ・ダルクは役所の前にある貸しホールで抗議のデモンストレーション試写会を開き、ゴダール等ヌーベルバーグ派の監督たちの熱心な支持を得て、カットされたフイルムの復元に成功したということなので、意気に感じて末尾に画像をUPしちゃいます。U^ェ^U



歌は決してうまい訳ではないが、そこは女優。雰囲気だけで十分に酔わせます!



< ミレイユ・ダルク (MIREILLE DARC)>

 
1938年5月15日南仏トゥーロン生まれ。
地元のコンセルヴァトワールで演技を学び、19歳の時にパリに出てきたが女優としての仕事は無くマヌカンをしていた。
その後演出家のルネ・デュピーに見出され演劇の端役をもらう。
60年映画デビュー、65年に出演した『恋するガリア』(ジョルジュ・ロートネル監督)でそのブロンドとソバカス顔、まるで少年のような容姿で人気が爆発した。
『ジェフ』(69年)で共演したことがきっかけでアラン・ドロンと長期にわたり同棲することになるが結婚はしなかった。
83年交通事故で重症を負ったが見事復帰、97年には『ゆうばり国際ファンタスティック映画祭』に審査員として来日もした。
その他の出演作は『何がなんでも首ったけ』(60年)『皆殺しのバラード』(65年)『女王陛下のダイナマイト』『エヴァの恋人』(66年)『太陽のサレーヌ』『ウィークエンド』(67年)『ボルサリーノ』(69年)『プレステージ』(78年)『チェイサー』(79年)などなど。




秘蔵!『ウィークエンド(67年)』お宝三点セット!



『ウィークエンド(67年)』
監督: ジャン=リュック・ゴダール
出演: ミレイユ・ダルク/ジャン・ヤンヌ/ジョルジュ・スタケ/ジャン=ピエール・レオー/アンヌ・ヴィアゼムスキー


スウィグル・シンガーズのスキャットによる「恋するガリア」のテーマ曲はのあまりにも美しく、少年の私を完璧に魅了しましたね!小遣いをためて購入した4曲入りEP盤、昼となく夜となく聴きましたア!....今もなお魅了してやみません。
原曲はバッハのカンタータ第156番の序奏にあたる「シンフォニア」、バッハは後にこの美しい旋律をチェンバロ協奏曲第5番へ短調(BWV1056)第2楽章「ラルゴ」にも使用しています。



Swingle Singers (A Capella Vocal Ensemble)

◇スウィングル・シンガーズ◇

クリスチャンヌ・ルグラン(sop)、ジャネット・ポーコモン(sop)、アンヌ・ジェルマン(alt)、アリス・エラルド(alt)、ウォード・スウィングル(ten)、クロード・ジェルマン(ten)、ジャン・キュサック(bas)、ジョゼ・ジェルマン(bas)



 
60年代にバッハをスキャットで歌い一世を風靡した フランスのアカペラ・コーラス グループ。クラシックをはじめ様々な音楽をジャズのスウィングで蘇らせた。 アメリカ人のウォード・スウィングルを中心とした男女4人ずつの8人組で、63年に『ジャズ・セバスチャン・バッハ』で鮮烈なデビューを飾りグラミーを受賞(つづく2枚のアルバムでも)、さらに66年には『ヴァンドーム広場』をMJQと共作した。 その後幾度かのメンバー交代を経て73年に解散となるが、ウォードはイギリスでニュー・スウィングル・シンガーズを結成、ベリオら現代音楽の作曲家と組み新たな活動を展開している。どこまでも透き通った美しいアンサンブルは、ジャンルの壁を超えて、独自の世界を生み出している。アヴァンギャルド、ポップ・クラシック、映画のテーマ曲や民謡のオリジナル・アレンジから、オルガンフーガ、オーケストラの序曲、ビッグ・バンドやピアノ曲に至るまで、そのレパートリーの広さは類をみない。過去にグラミー賞を5回受賞したほか、様々な既存の境界にとらわれない音楽を生み出したアーティストを賛えるためにジョニー・ダンクワースとクレオ・レーンによって設立されたオール・ミュージック・アウォードも受賞している。




リード ソプラノのクリスチャンヌはジャック・ドゥミの『シェルブールの雨傘』でカトリーヌ・ドヌーヴの吹き替えを務めたのは彼女だ。ミシェル・ルグランの実姉でもある。


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映画と対話するために.....。U^ェ^U



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